ニュースリリース:旧日立ディスプレイズ

2010年12月27日

タブレット型携帯端末用IPS液晶モジュール出荷開始

タブレット携帯端末用IPS液晶モジュールを安定供給

株式会社日立ディスプレイズ(取締役社長:井本義之/以下、日立ディスプレイズ)は、2010年12月から、IPS技術を活用したタブレット型携帯端末(以下、タブレット端末)用液晶モジュールの量産出荷を開始しました。日立ディスプレイズでは、2011年以降、さらなる需要の拡大が見込まれるタブレット端末にむけ、幅広い視野角や、高コントラスト、色調変化の少なさなど、タブレット端末用液晶モジュールとして求められる要素を満たす中形IPS液晶の出荷を開始し、液晶モジュール事業の強化を図っていきます。

昨今、急速に需要が拡大し、2010年には2,500万台の出荷が見込まれるタブレット型携帯端末市場は、2011年以降もさらなる需要の拡大により、2012年には7,700万台の出荷が見込まれています*。タブレット型携帯端末は、さまざまな使用環境下における、インターネットの閲覧や、電子書籍の閲読、ブログなどを活用したコミュニケーションのツールとして幅広い世代のユーザーに利用されており、文書の作成や、顧客向けプレゼンテーションの実施といったビジネス用途での活用も進んでいます。こうした利用状況の多様化にあわせ、タブレット型携帯端末には、幅広い視野角や、高コントラスト、色調変化の少なさといった特徴がもとめられており、これらの要素を満たすものとしてIPS液晶への注目が高まりつつあります。

日立ディスプレイズでは、今まで培ってきたIPS液晶生産技術を生かしたタブレット端末用液晶モジュールを開発すると同時に、より多くのお客様向けにスピーディな供給を行うべく、2010年6月には、Chimei Innolux Corporationとの生産委託契約を締結するなど、供給体制の確立を進めてきました。日立ディスプレイズは、今月より量産出荷を開始するとともに、パートナー企業との連携を強化することにより、2011年度には1,800万台以上の出荷を予定しています。今後、タブレット型携帯端末向けIPS液晶モジュール事業の強化をはかることで、液晶ディスプレイ事業のさらなる強化を推進していきます。

*出典:テクノ・システム・リサーチ

IPS技術とは

IPS液晶は、TN方式などの通常のTFT液晶とは動作が異なる、In-Plane-Switching(横電界)方式のTFT液晶技術です。株式会社日立製作所が1995年に発表し、1996年に実用化し、その後、Super-IPS、Advanced-Super IPS、IPS-Pro、IPS-Pro-Prollezza(*2) と進化しています。本技術は、液晶分子が横電界によってTFT基板に平行な面で回転するもので、その分子の動きがシンプルなため、視野角や色再現性、中間調での応答速度などに優れた性能をもっています。
日立ディスプレイズでは、高画質化への期待にこたえる技術は「IPS液晶」が最適であると考え、デジタル一眼レフカメラ用や携帯電話用などに展開し、高い評価を受けています。
IPS技術により、見る角度でコントラストや色調が変化するという液晶の視野角問題を、大幅に改善することができ、「斜めから見ても美しい」画像を再現できます。
「IPS」は、日立ディスプレイズの日本における登録商標です。

* IPS-Pro-Prollezzaは、In-Plane Switching-Provectus-Prollezzaの略。Provectusは、ラテン語で「革新」の意味。Prollezzaは、ProgressとBellezza(イタリア語で「美」)を組み合わせた造語。

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