ニュースリリース:旧日立ディスプレイズ

2011年7月20日

携帯端末向けに高輝度・高精細の3D IPS液晶パネルを開発

ハイビジョン(HD:1280×720)で迫力ある3D映像を携帯端末で実現

株式会社日立ディスプレイズ(取締役社長:井本義之/以下、日立ディスプレイズ)は、このたび、液晶レンズ方式(液晶に集光機能を付加した方式)を用いて3D表示を実現する4.5型ハイビジョン(HD:1280×720)対応3D IPS液晶パネルを開発しました。これまで3D映像の表示の仕組みは、映像を表示するパネルの上に、視差バリアと呼ばれる縦じま状の液晶パネルを重ね、交互に表示した右目用の映像と、左目用の映像を分離することにより、映像を立体的に見せる視差バリア方式が主流でした。しかし、視差バリア方式は、3D表示時の輝度が半減する課題がありました。今回開発した液晶レンズ方式では、映像を表示するパネルの上に重ねた液晶レンズと呼ばれる液晶パネルに集光機能を付加し光路を変更することによって左右に画像を分離するため、光をより有効に利用できます。これにより高精細で明るい3D画像の表示が可能になりました。

現在、テレビなどの大型液晶ディスプレイや、ゲーム機・携帯電話などの中小型液晶ディスプレイでは、3D映像の表示が新たな付加価値となっています。ゲームをはじめとしたコンテンツの3D化が進む携帯端末には、リアリティの高い立体表示を可能にする高精細で明るい3D表示に対するニーズが高まってきています。今回開発した液晶レンズ方式の3D IPS液晶パネルは、3D映像を表示するときも通常表示時(2D)以上の輝度が実現できることに加え、左右の映像が逆の目の映像に混ざって二重像に見えるクロストークを低減していることから、より認識のしやすい自然な3D表示が可能です。

日立ディスプレイズは、今後も市場ニーズを捉えた高付加価値製品の開発および販売を強化していきます。

今回開発した3D液晶の主な仕様

項目 仕様
液晶パネルサイズ 4.5型(対角11cm)
表示サイズ 55.512(横)×98.688(縦)mm
表示画素数 1280×720×(RGB)ドット(HD)
輝度(2D表示時) 400 cd/m2
輝度(3D表示時) 470 cd/m2

従来の「視差バリア方式」と、今回開発した「液晶レンズ方式」の仕組み

プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。 予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。