Metaverse

リアルな仮想空間へ

高品質な高精細ディスプレイ開発・製造技術により業界をリード

01 超高精細パネルによる
圧倒的な高画質とコストパフォーマンスを実現

左端の画像の⼀部分を拡⼤すると、精細度によって見栄えの差が生じます。⼀般的なスマートフォンでは精細度が400ppi程度のため、VR機器のレンズで拡⼤した場合は粗く見えます。このため、VRではより⾼精細が求められており、当社は2016年に651ppi、2018年に803ppiの製品を量産化しました。さらに、2021年には1201ppiというLCD最⾼精細ディスプレイを世界に先駆けて量産化し、現在は2000ppiクラスの開発まで実現しています。

02 高速応答液晶+バックライトブリンキングにより、
鮮明な表示を実現

ヘッドマウントディスプレイを装着時、何も対策していないと左端の画像のようにぼやけと歪みが⽣じます。この時、⾼速応答液晶を適⽤していると左から2つ⽬の画像のように若⼲
改善しますが、ぼやけと歪みが残った状態となります。⼀⽅で液晶は通常のものを使⽤しバックライトブリンキングのみを⾏った場合、右から2つ⽬の画像のように⼆重に⾒える”ゴースト現象”が発⽣します。右端の画像のように鮮明な表示を得るには、⾼速応答液晶とバックライトブリンキングの両方を実装することが鍵となります。

03 VRの将来「JDI Inside」

VRはなんといっても映像の世界への没⼊感が大切です。没⼊感を得るためには”リアリティのある画質”、”動画ぼやけ抑制”、”低遅延”が必要で、その実現のための具体的スペックを
記載しました。JDIではすべての⾯においてスペックをクリアできる技術を持っています。さらにeLEAP技術をVR/MR/AR用の機器に適用することで新しい世界が広がります。

※1 PPD : Pixels per degree、視野角1度あたりのディスプレイ上画素数
※2FOV : Field of view

JDI 最新の高精細VR

当社製品の一例を下表に示します。

技術1
Advanced LTPS

VR用1201ppiディスプレイに、JDI独⾃のAdvanced LTPSを採⽤しており、それによりVRディスプレイに不可⽋な⾼開⼝率を実現しております。
従来LTPSでは点灯できない箇所もAdvanced LTPSでは点灯させることができます。これにより輝度を上げることができます。

技術2
ローカルディミング技術

一般的に液晶ディスプレイの課題と言われているコントラストは、ローカルディミング技術によって解消することができます。ローカルディミング技術はバックライト出⼒制御によって出⼒画像を最適化し、⾼コントラストと省消費電⼒を実現することが可能な技術です。
ローカルディミング技術が搭載された製品は、LCDパネルとバックライト(Mini LEDs)で構成されます。例えば右図の表示イメージの画面上部のように⽐較的暗いエリアではバックライトのLEDを消灯、もしくは暗い輝度で点灯させます。逆に画面中央部のように明るいエリアではLEDを明るく点灯させると、暗いエリアとの⾼コントラストと省消費電⼒を実現することが可能となります。
 

ローカルディミング アルゴリズムは【ステップ1︓⼊⼒画像の解析】を⾏い、解析したデータから【ステップ2︓バックライト出⼒制御】を⾏うタイミングでLED電流を決定します。
決定した内容を基に【ステップ3︓画像最適化】にて出⼒画像(LCD)とバックライト出⼒を決定します。これが⼀連の⼿順です。

技術3
インパルスディスプレイの実現

当社の⾼速応答液晶は従来のIPS製品⽐で5倍の応答速度を誇ります。バックライトブリンキングについてはバックライト点灯時間を調節しています。
90Hzの製品の場合、1フレーム=11.1ミリ秒となります。例えば通常のスマートフォンなどの製品では、この11.1ミリ秒の間LEDが点灯し続けている状態となりますが、
VRではこのうち10%にあたる1.1ミリ秒だけ瞬間的に点灯します。これによりぼやけや歪みのない鮮明な表⽰を実現することができます。

駆動タイミング例

  • 解像度2160xRGBx2160
  • リフレッシュレート90Hz
  • 1.1ミリ秒グローバルブリンキング

想定するApplication

メタバースに関する
お問い合わせはこちらより承ります。