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ZINNSIA ZINNSIA

様々な素材表面をタッチコントロール可能なセンサーに変える、革新的なインターフェイス

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あらたなユーザー体験

タッチパネル・スイッチの概念を覆す、革新的なインターフェイスとなります。触るとまず“驚き”を感じられる、これまでにないUXをお届けします。

洗練されたデザイン

デザインを邪魔するメカニカルボタンを排除できる為、これまで出来なかった斬新なデザインをサポートします。

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人に優しいインターフェイス

ON/OFFスイッチを深く押すことなく、触れるだけで操作が可能に。タッチパネルの機能をデバイスに組み込む際、デザインや素材の制約を小さくすることが可能です。

活動事例

株式会社乃村工藝社様の「センサリーテーブル」に活用されました

当社製品であるZINNSIAが感覚過敏の症状を持つ方でも心地よく使用できる、株式会社乃村工藝社様(以下、乃村工藝社様)の「センサリーテーブル」に活用されました。この機会に、乃村工藝社様のご厚意でセンサリーテーブルのご担当者様に取材し、センサリーテーブルにも触れる機会をいただきました。

2025年5月21日

1. センサリーテーブルについて

乃村工藝社様は以前から「空間と体験のアクセス フォー オール」をテーマに、調査研究を通じソリューションへつなげる取り組みを行っています。その一環として「感覚過敏がある」「発達に障害がある」「障害のグレーゾーン」の方々に注目し、感覚過敏の症状がある方やそのご家族に、より心地の良い空間を提供するためセンサリールームやグッズを開発してこられました。その中で感覚過敏の方は苦手な感覚が多い一方、心地よい感覚を求める欲求も高いことが分かり、感覚(五感)に作用する体験アイテムの開発を目的とした聴覚に焦点を当てた音と光のテーブルが開発されました。木材のやさしさを大切にしたこのテーブルにZINNSIAが採用されています。

2. ZINNSIAの特徴

ZINNSIA 活動事例
ZINNSIA 活動事例
右のタブレット画面を見ると触った所が赤く反応していることが分かる

光と音のテーブルは、ふちにある木材を触ると様々な色の光が発光し、音が鳴る仕組みで、ここにZINNSIAが使われています。ZINNSIAは、木材、大理石、表皮、布、石膏ボードなど、これまでセンサーとして使用することが難しかった素材でも、指の動きを検知することを可能にする、革新的なインターフェイスです。2024年1月、乃村工藝社様へ紹介したことをきっかけに、音と光のテーブルを開発する際、木材等でも指の動きを検知できるZINNSIAが最適であると考え、採用いただき、開発が進められました。

3. ZINNSIA搭載のセンサリーテーブルへの反響

乃村工藝社様の取り組みにより、実際に音と光のテーブルを某スタジアム内のセンサリールームや子供対象の福祉施設に試験的に設置されました。某スタジアムのセンサリールームでは、人混みや大きい音が苦手な感覚過敏の方とそのご家族が一緒に試合観戦を楽しめる空間になっています。感覚過敏のお子さんを持つご家族からは「家ではすぐ飽きてしまうが、この空間ではずっと飽きずに遊んでいる」など集中力があがったとのコメントや姉弟が症状の有無に関わらず、一緒に遊ぶ様子が見受けられ、誰もが快適に過ごせる環境を提供することができたようです。今後は木材だけでなく石材等様々な素材をテーブルのふちに設置し、その素材に関連した音が出るなど、ZINNSIAを更に活用した開発品を考えているとのことです。

4. ZINNSIAの可能性について

「自然のぬくもりのあるデバイスを作りたい。」その思いでZINNSIAは開発され、本来の素材を活かしながらも、タッチパネルとして機能する製品を開発しました。センサリーテーブルを通してZINNSIAは、子供たちに素材の良さを感じながら、自らセンサーによる音や光などの変化を発見し、遊びを創造する。そんな製品に活用できる可能性があると感じました。


株式会社乃村工藝社様の「隠し扉」に活用されました

先日のセンサリーテーブルに引き続き、当社製品のZINNSIAが乃村工藝社様の社屋にて活用されておりますので、ご紹介します。

2025年5月28日

1. 会議室に隠し扉!?ユニークなアイデアを実現するZINNSIA

以下の写真は、乃村工藝社様の会議室の一角です。黒を基調としたシックなデザインの棚中央は扉となっており、乃村工藝社様の研究開発を行う未来創造研究所へと繋がります。棚の一部のようなこの扉のどこに開錠のスイッチが 隠されているのでしょうか。

ZINNSIA活動事例
      

実は、上図右下にある棒状の木のオブジェがこの扉のスイッチで、オブジェに触れることで扉が開錠されるのです。この隠された開錠/施錠のスイッチに、ZINNSIAが使用されています。

2. 「面白いものを作りたい」

この隠し扉の開発にあたっては、「面白いものを作りたい」という乃村工藝社様の思いが大きな原動力となりました。元々、乃村工藝社様には、来客用の会議室エリアと未来創造研究所を行き来するための扉をつくる計画があり、展示会でZINNSIAの技術を知ってから、次々と面白いアイデアが広がったそうです。そのアイデアの一つとして、「木のオブジェによる鍵の開錠/施錠」が生まれました。この仕組みでは、ZINNSIAを棚に埋め込むことで、棚に置かれたもの(木のオブジェ)がスイッチとなり、オブジェに触れるとセンサーが感知して扉が開錠されます。今までになかった「木のオブジェが鍵になる」という“面白さ”を生み出し、今後は別の素材を棚に置いて、“鍵が変わる面白さ”も届けていく予定だそうです。

      
ZINNSIA 活動事例
ZINNSIA 活動事例

この鍵のアイデアが可能となった背景には、ZINNSIA の感度の良さがあります。微弱な静電容量の変化さえも検出でき、裏に貼り付けるだけで、木材、大理石、表皮、布、石こうボードなど金属以外のあらゆる素材をタッチパネルに変えるZINNSIAに魅力を感じていただきました。また、デザイナーからの強い要望として、「センシングするデバイスを隠したい」という意見も反映され、このセンサー式の鍵のアイデアが採用されました。

               

3. 多数の驚きの反応

このユニークな隠し扉を来客に紹介すると、「なんで?」「どうなっているの?」という驚きの声が多数あったそうです。周囲を見渡しながら、どこに鍵が隠されているのか探す人も。あらゆる素材をタッチパネルに変えるZINNSIAの強みを活かした斬新なアイデアに驚く人々の姿が目立ちました。そして、乃村工藝社内の多くのデザイナー様から既に「ZINNSIA を使いたい」という声が寄せられ、センサリーテーブルとあわせて、さらなるアイデアの広がりと可能性を感じています。このように、ZINNSIAは常に皆様の魅力溢れるアイデアを実現させ、未来へ向けて進化し続けてまいります。

ご使用例

教育

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住宅・住設

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ゲーム・アミューズメント

ゲーム・アミューズメント

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