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リスクマネジメント


リスクマネジメント
リスク管理基本方針
・全ての組織でリスクの認識・評価・低減活動を日常業務の中で繰返し行い、リスク対応力の向上を図る。
・リスクが顕在化した場合には、責任ある行動を以て適切な対処で速やかに復旧を図り、ステークホルダーへの影響を最小限に抑える。
・教育等の啓発活動とリスク情報の共有化により、リスク意識の浸透とリスク感性の醸成を図る。
リスク管理体制
当社グループは、リスクの未然防止及び発生時の影響の最小化に向けて、リスク管理規則等の必要な規則及び体制を整備しています。リスク管理規則では、リスクを特定・分析し、対策を講じるプロセスを毎年実行し、持続的、かつ円滑な事業運営を図ることを目的とした運用ルールを定めています。事業に関わるリスクは、リスク管理フローに沿って担当する各部門にて、想定されるリスクを影響度(売上・利益等への影響)と発生可能性(頻度)について評価し、重要度の高いリスクを優先に回避策、軽減策等を検討・立案・実行しています。年度ごとのリスク評価結果は、マネジメントレビューを経て、取締役会への報告とともに社内展開を行っています。
また、リスク管理規則では、リスク管理基本方針、管理体制等も明文化しています。なお、主な事業等のリスクは有価証券報告書(提出日:2025年6月20日)に記載しています。
「有価証券報告書」https://www.j-display.com/ir/library/sr.html
リスク管理フロー
事業継続計画(BCP)の取り組み
BCP基本方針
・人命を最優先、地域社会・関係先との連携を密にし、二次災害防止。
・かつ事前の対策と準備で事業を速やかに復旧し、お客様への影響を最小化。
・不測の事態においても事業継続に努める。
事業継続計画の考え方
当社グループは、不測の事態による生産活動への影響を最小化、かつ早期復旧できる状態を維持することを目的にBCP規則を定め、危機管理委員会を設置して、地震、水害等の大規模自然災害、感染症、テロ等による不測の事態発生に備えています。有事が発生した場合は、対策本部を設置して、関連部門と連携して正確で迅速な行動がとれる体制を構築しています。また、BCP規則では緊急事態発生時における基本方針、行動基準、対策本部の設置基準、役割等を明文化しています。
リスクの特定と取組み内容
当社グループは、リスク管理において業務継続性の影響度等からBCP対象リスクを特定し、お客様、サプライヤー様及び当社グループのサプライチェーン領域に照らし、事前の対策と準備を行っています。特に、リスクの発生によって事業が中断し、社会に甚大な影響を及ぼす大規模地震の想定を最優先にBCPの精度向上を図っています。また、製造拠点においては火災の発生、使用する薬液・ガス体の漏洩等、様々なリスクに対する想定シナリオに基づいたシミュレーション訓練を実施して、現実に即した取組みを推進しています。今後も定期的な訓練及びBCPを検証し、事業継続能力の強化・向上を図っていきます。