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ニュースリリース

2013年10月02日

タブレット用高精細低温ポリシリコン液晶モジュールの量産開始
- 7型WUXGA、8.9型 WQXGA -


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株式会社ジャパンディスプレイ(代表取締役社長:大塚周一/以下、当社)は、2013年9月、タブレット向けに高精細な8.9型ワイド QXGAフォーマット(2560(横)×RGB×1600(縦)画素/WQXGA)低温ポリシリコン(以下、LTPS)液晶モジュールの量産出荷を開始いたしました。また、これに先駆け6月から、7.0型ワイドUXGAフォーマット(1200(横)×RGB×1920(縦)画素/WUXGA)の量産を始めています。

近年、タブレット端末の市場が急拡大しており、多くの情報を一度に表示できる大容量・高精細な画面や、バッテリ駆動時間が長い製品が待ち望まれていました。当社では、スマートフォン向け液晶パネルの開発・生産で培ってきたLTPS技術を基に、タブレット市場のニーズに適した大容量・高精細表示、低消費電力、狭額縁の液晶モジュールを開発、製品化しました。従来のタブレット向けディスプレイの主流であったa-Si TFT液晶モジュールに対して、消費電力は40%~50%減、額縁は30%減(*)を実現しました。

本製品の特長は次のとおりです。

「きめ細やかで美しい画像表現」
7型WUXGA 323ppi、8.9型WQXGA 339ppiの大容量・高精細表示を実現しました。
また、広視野角・高コントラストで色調変化の少ないIPS液晶モードを採用し、さらに高輝度(500cd/m2)を実現することで、細かい文字や映像を鮮明に美しく表現します。

「低消費電力」
LTPS技術による液晶駆動用ドライバLSI数の削減などにより、ディスプレイ駆動電力を従来設計のa-Si液晶モジュール比で70%~80%減(*)を実現しました。また当社独自の高透過率画素設計により、バックライト駆動電力を同40%削減しました。

「狭額縁液晶モジュール」
液晶モジュールの狭額縁化により、大画面でありながら片手におさまるスリムなタブレット端末の実現に貢献します。従来設計のa-Si液晶モジュールに対し、約30%の額縁削減(*)を達成しました。

これらの製品は本年10月23日から25日までパシフィコ横浜で開催される「FPD International 2013」に出展いたします。

【本製品の主な仕様】
画面サイズ 対角 17.8cm (7.0型) 対角 22.6cm (8.9型)
画素数 1200(横)x RGB x 1920(縦) (WUXGA) 2560(横)x RGB x 1600(縦) (WQXGA)
精細度 323ppi 339ppi
コントラスト(CR)比 1200 : 1 1200 : 1
視野角 上下/左右 160度以上 (CR>100:1にて) 上下/左右 160度以上 (CR>100:1にて)
色再現域(NTSC比) 72% 72%
外形寸法(モジュール) 98.70 mm (W)x 160.80 mm(H)
x 1.98mm(D)
200.30 mm (W)x 132.10 mm(H)
x 1.82mm(D)
額縁寸法 上   1.4mm
左右 1.4mm
下   6.8mm
上   2.0mm
左右 2.8mm
下   7.6mm
液晶駆動用ドライバLSI数 1 2
消費電力(白500cd/m2時) 1250mW 2320mW

当社設計値との比較

プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。
予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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