2015年09月18日
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株式会社ジャパンディスプレイ(社長: 有賀修二/以下、当社)は、エッジライト方式の2D local dimming (二次元分割・部分駆動) バックライトを搭載し、ハイダイナミックレンジ(HDR)映像表示を可能にした10型(2,880(横) x 1,080(縦)画素)のWhiteMagicTM液晶モジュールを開発しました。
本開発品では、通常RGB(赤緑青)で構成される画素にW(白)のサブ画素を加えることでピーク輝度を明るくするWhiteMagicTMと黒を沈ませるlocal dimmingバックライトにより、高輝度、高コントラストを実現し、有機ELを含む従来のディスプレイでは表現しきれないHDR映像表示を可能にしました。また、新規開発したエッジライト方式の2D local dimmingバックライトを採用することにより、バックライトを厚くすることなく、より細かい区画領域での輝度調整が可能となり、画面全領域でHDR映像を鮮やかに映しだします。 本技術は、HDR映像のストリーミングに対応するモバイル用途や、日差しの下でもはっきり見える明るい表示から、夜間の黒浮きをなくした高コントラスト表示が求められる車載やデジタルカメラ用途など、様々な分野での要求を実現する次世代ディスプレイ技術です。
【本開発品の概略仕様】 | |
液晶モード | LTPS IPS |
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画面サイズ | 対角25.4cm (10型) |
画素数 | 2,880(横) x 1,080(縦) |
精細度 | 308ppi |
輝度 | 1,000cd/m2 |
コントラスト比 | 1,500:1 ~ 100,000:1 |
色再現域(NTSC比) | 75% |
視野角 | 上下左右160度以上 (CR>100:1) |
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2014年05月29日 WhiteMagicTMにLocal Dimmingバックライト技術を適用した液晶モジュールを開発
WhiteMagicは、株式会社ジャパンディスプレイの商標です。
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