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2015年11月25日

更なる低消費電力化を実現したカラー反射型液晶モジュールの販売
- MIPカラー反射型液晶モジュールの標準ラインアップを拡充 -


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株式会社ジャパンディスプレイ(社長:有賀修二/以下、当社)は、既に販売を開始している腕時計型ウエアラブルデバイス向け反射型カラー液晶標準モジュールに加え、主に電池駆動を前提とした機器/製品全般向けに液晶モジュール3機種を標準ラインアップ化します。 今回追加する液晶モジュールでは、従来型に比べ更なる低消費電力化を実現しました。当社では本液晶モジュールの先行評価サンプルの出荷を2016年1月より、量産品の出荷を2016年3月より順次開始します。

新たにラインアップする液晶モジュールは、従来のウエアラブル標準品に比べ約200分の1レベル※2 (1.28型で消費電流1µA以下を実現) となる超低消費電力水準を達成しました。 本モジュールの実用化により、従来は消費電力の高さからモノクロであったセグメント液晶、パッシブ液晶等※3のモノクロ表示領域もアクティブカラー液晶で置き換えが可能となります。従来の電池駆動を前提とした機器のみならず、今後急速な拡大が期待されるIoT関連機器や、新たなバッテリ駆動の機器等で広く使用が可能です。

当社では、今回追加の3機種のみならず、順次標準ラインアップを拡充することで、広範なお客様ニーズに対応してまいります。

■主な特長
①画素に内蔵されたメモリ(メモリーインピクセル:MIP)に加え、新たに開発した3V単一電源、低周波数かつ低電圧で駆動する液晶、低消費インターフェース回路の実装等により大幅な低消費電力化を実現。(1.28型で消費電流1µA以下) 電池駆動で数年間のカラー表示が可能に。
②低消費電力機器のインターフェースとして一般的なシリアル・ペリフェラル・インターフェース(Serial Peripheral Interface: SPI)をガラス基板上に実装したことで、従来品より簡便な製品開発が可能。
③暗所使用時に必要なバックライト、ユーザーインターフェースとしてタッチパネルのオプション※4を用意。
④お客様の開発サポートの一環として製品仕様ドキュメント、ライブラリー等をWeb上で公開予定。 (2016年3月予定)

■本ラインアップの概要
製品 解像度 色数 電源電圧 消費電流 バックライト タッチパネル 量産出荷時期
1.28 型 176☓176 8 3V 1µA以下 オプション オプション 2016年3月
2.70 型 400☓240 8 3V 3µA以下 オプション オプション 2016年3月
4.40 型 640☓480 8 3V 8µA以下 オプション オプション 2016年6月予定※5
注)量産品の仕様は、一部変更の可能性があります。

■先行評価サンプルについて
※5 4.4型パネルモジュールのサンプル出荷は4月以降となります。
・先行評価サンプルではバックライト、タッチパネル・オプションの対応はありません。

※1 写真はイメージです
※2 当社調査による
※3 セグメント液晶、パッシブ液晶: 単純マトリックス駆動によるセグメント表示液晶(数字、文字:用途例 電卓 等)やドットマトリックス表示液晶(文字、図形:用途例 ワープロ 等)。構造が単純で、生産し易く、消費電力が低い。
※4 当社代理店様による対応となります。

関連ニュースリリース
2012年10月25日 超低消費電力反射型カラーディスプレイを開発
2014年01月09日 超低消費電力メモリーインピクセル反射型液晶モジュールの量産を開始
2015年02月19日 超低消費電力メモリーインピクセル反射型カラー液晶標準モジュールの販売開始



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