2020年07月31日
株式会社ジャパンディスプレイ
株式会社ジャパンディスプレイ(代表取締役社長 兼 CEO 菊岡 稔、以下当社)は、30.2型8K(7680(横)× 4320(縦)画素、292ppi)液晶ディスプレイの開発をいたしました。
一般社団法人映像情報メディア学会提供チャートを使用したイメージ写真です。
今回開発した30.2インチ8K液晶モジュールは、今後広がりを見せる非開腹手術(腹腔鏡手術、内視鏡手術)に加え、繊細な表示を求められる眼科や脳外科手術といった医療用途、および放送局や画像編集用途に適しています
本液晶ディスプレイは、用途に応じて使い分けいただけるよう、8K4K医療用液晶ディスプレイの中では世界トップレベルの輝度(1,000 ㏅/m2)を実現した高輝度モデルと、広色域モデル(BT.2020カバー率90%)の2仕様を用意いたしました(当社調べ)。
当社では、このような高精細と高輝度を実現するためにLTPS技術を利用するとともに、IPS液晶により広視野角、高コントラストを実現しております。
なお本技術を用いた製品はサンプル対応を開始し、2021年夏からの量産を予定しています。
当社では、長年培ってきたディスプレイ技術により、今後更にヘルスケア・医療分野の製品ラインアップを順次拡大して参ります。
【本製品の概略仕様】
高輝度タイプ | 広色域タイプ | |
画面サイズ | 30.2型 | 30.2型 |
画素数 | 7680 × RGB × 4320 | 7680 × RGB × 4320 |
精細度 | 292 ppi | 292 ppi |
液晶モード | IPS-NEO | IPS-NEO |
コントラスト比 | 1400:1 | 1400:1 |
画面輝度 | 1000 ㏅/m2 | 500 ㏅/m2 |
表示色 | 1,073,741,824 color(10bit) | 1,073,741,824 color(10bit) |
色再現域 | 85% (NTSC比) | 90% (BT.2020比) |
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