高移動度の低温ポリシリコン薄膜トランジスタと高感度な有機光検出器を集積することで、高速読み出しが必要な脈波の分布と生体認証に用いられる指紋や静脈といった高解像度撮像が必要な生体情報を1つのイメージセンサで計測することを可能にしました。また、このイメージセンサは15マイクロメートルの厚みに形成できるため、軽量であり、曲げて使用することも可能です。生体認証において、生体情報(指紋、静脈)に加えて生体信号(脈波)を取得することで模倣や「なりすまし」を防止することができるなど、高い安全性を有する認証システムへの適用が期待されます。