2015年入社|R&D本部|応用開発 2015年入社|R&D本部|応用開発

誰も見たことのない、
新しいディスプレイを創り出す。

  • 所属R&D本部
    入社年度2015年度
  • 現在の職種応用開発
    大学・大学院での専攻理学部

ジャパンディスプレイへの入社を決めた理由は何ですか?

大学で理系分野を専攻する中、光という物理現象に興味を持ち、大学院まで研究を進めました。就職活動でも、光学系の技術を扱える会社を志望し、そこでジャパンディスプレイ(JDI)の会社説明会に参加しました。JDIの会社説明会が他社と違ったのは、すでに量産化に成功している、最新技術を用いたディスプレイの数々を展示していたことです。中でも、外光(太陽光)の反射を利用した「反射型ディスプレイ」の技術には、深く感動しました。「自分も反射型ディスプレイを作ってみたい!」というモチベーションが湧いて、選考を受けて内定~入社に至ります。実際に入社してみると、JDIには反射型だけでなく、さまざまな興味深い技術がありました。現在は自分も、反射型にとどまらない、まだ見ぬ新しいディスプレイを創り出すことを目指しています。

現在の具体的な業務内容を教えてください。

R&D本部に所属し、数年先のターゲットを見据えた、新しい製品開発に携わっています。ディスプレイ自体の開発ではなく、JDIの液晶ディスプレイをうまく利用して、今までにない新しいディスプレイを世に出すことを目指しています。具体的には、未来感あふれる3Dディスプレイ、空間に映像を投影できるARディスプレイなど。それに伴った光学設計、レンズの設計なども行います。そうした新技術開発は年単位での長いスパンとなり、すぐに収益につながる部署ではありませんが、JDIが今後も成長していくためには欠かせない部署です。

仕事内容の変遷(ターニングポイント)を3つに分けて教えてください。

2016 液晶の透過率を向上させる新規光学部材の技術開発

入社2年目から、ディスプレイに使われる新規部材の技術開発に、1人で取り組みました。R&D本部は、社員が面白いと感じた技術やアイデアを否定せずに、挑戦させてくれる部署です。入社1年目から、自分が発案した新技術について考え抜くところから始めさせてくれて、入社2年目に実際の開発がスタートし、自分が考えた技術を理論通りに実現できたときの感動は本当にすごかったですね。「この会社に入ってよかったな」と心から思えたという意味で、ひとつ目のターニングポイントです。

2018 3Dディスプレイ・実空間に投影するARディスプレイなどの開発

入社4~5年目から、最先端の製品開発に携わるようになりました。従来はなかった画期的なディスプレイを実際に自分で作ったことで、より一層仕事へのやりがいを感じられました。

2023 車載やアミューズメント用途の3Dディスプレイ・ARディスプレイの開発

これまで開発した技術を応用した、さらなる新しいディスプレイの先行開発に、現在進行形で取り組んでいるところです。今いちばん力を入れているのは、モビリティ分野やアミューズメント分野での展開です。

どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

自分で一から考えた新しいデバイスを実際に試作して、その仕上がり(『見栄え』と言います)を目にして、自分でも「これはすごい!」というような感動を覚えられた時です。さらにそのデバイスを、実際に使っていただく顧客に紹介して、やはり感動していただけた時には、より大きなやりがいを感じます。逆に苦労するのは、新しい技術を顧客や営業チームに理解していただく部分。新しく開発した製品を商品として量産していく上では、コストや販売価格設定など、さまざまなハードルがありますが、近未来のデバイスとして何とか世に出したいというモチベーションで仕事に取り組んでいます。

会社の雰囲気や働く環境についてどのように感じていますか?

とても風通しがよく、上司ともざっくばらんに会話でき、居心地の良い職場だと感じています。入社前は社会人生活に不安を感じていましたが、いざ入社してみると、同期も上司も話しやすい方ばかりで、非常に働きやすい環境でした。互いのプライベートの話もしますし、新製品開発の部署だけあって、面白い技術やアイデアについての会話も飛び交っています。気軽なおしゃべりから、新たなプロジェクトが生まれていくような雰囲気です。
また、新製品の試作品を作る際には、各地にある製造拠点の協力が不可欠です。入社当初から、上司が積極的に他の拠点とつなげてくださったことで、試作がスムーズに進みました。そうした協力体制が敷かれているのも、非常にありがたいです。

今後の目標やキャリアプランを教えてください。

自分の開発した製品が、数年後には、一般的な製品として世の中に出ていることを実現するのが、大きな目標です。プロジェクトだけで終わらせず、実際に世の中に出すことができて、自分の開発した製品で皆さんが感動してくれることで、本当の達成感を得られると思っています。目標の実現に向けて、現在は3種類ほどの新製品開発に並行して取り組んでいます。開発を一本に絞ってしまうと、それが頓挫した時に行き詰ってしまうので、定期的に新しいプランを考えるようにしています。

メッセージ

仕事は、自分一人だけでは絶対にできません。世の中に、自分一人だけで完結できる仕事というのはないと感じています。きちんと人間関係を築けていないと、自分の仕事を円滑に進めるのにも、支障が出てくる場合もあると思います。私の仕事の場合は、同じ部署のメンバーはもちろん、工場の方々とのつながりが非常に大事です。自分のアイデアを試作品として形にしてくれる方々には心から感謝していて、いつもその気持ちを相手に伝えながら仕事をしています。これから就職される皆さんも、ぜひそれぞれの職場で、良い人間関係を築きながら、仕事を頑張ってください。