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安全衛生活動

当社は、全ての事業活動において「働く人の安全・健康の確保を最優先」とし、安全で働きやすい職場環境を確保するよう活動し、安心・快適な社会の実現に向けた取り組みを継続しています。

【安全衛生基本方針】

ジャパンディスプレイグループは、全ての事業活動において、「安全・健康の確保を最優先」とした取り組みを通じ、安全で働きやすい職場環境を確保するよう活動し、安心・快適な社会の実現に貢献していきます。

1.
労働安全衛生はCSR(企業の社会的責任)において重要であることを認識し全社的な活動を推進する。

多用している有害化学物質・特殊高圧ガス・危険物や、その他の要因によって、事故・災害(爆発・火災・酸欠など)、負傷・疾患につながる潜在的・顕在的な危険性の排除と、安定した企業活動の維持を責務として、労働安全衛生活動に取り組むことを企業文化の一つと位置付け活動を推進する。

2.
全社安全衛生活動として、遵法及び継続的改善を基軸とした活動を推進する。

安全衛生関係法令及びJDIで自主的に受入れを決めたその他要求事項と各種ルールを遵守する事が、全ての従業員の安全確保につながることを認識し、ISO45001に準拠した労働安全衛生マネジメントシステムにおいて、PDCAサイクルを回し、継続的改善に取り組む。

3.
労働災害の撲滅、職業性疾病の撲滅と心身の健康保持増進を目標とした取り組みを推進する。

労働災害や職業性疾病を誘発する危険性・有害性リスクの事前評価を実施し、これらの予防策を各業務の手順等へ落とし込むことを徹底する。
労働安全衛生上の不備や課題について、従業員の積極的な声を吸い上げ、公正な評価・処遇となるよう保護すると共に、意見交換ができる環境を確立し、目標達成に取り組む。

4.
労働安全衛生マネジメントシステム(ISO45001準拠)の構築・運用・改善に際してリーダーシップをはかり、必要な人・物・財源をはじめとした経営資源を投入し支援する。

管理監督者層に対して、労働安全衛生の推進のために必要なバックアップ体制を敷くと共に、JDIとして組合や従業員代表との協議による労働安全衛生対策を推進していくための労働安全衛生委員会や推進委員会を設置し、これらが本来の役割と機能を果たせるようリーダーシップを図り、全ての従業員及び協力会社に対して必要な支援を行う。

2021 年1月1日
株式会社ジャパンディスプレイ
代表執行役会長 CEO 兼 取締役
スコット キャロン

労働安全衛生・健康増進活動 2022

<労働安全衛生への取り組み>

「2021年 労働災害実績」

2021年は、外来工事作業者の災害も含め国内拠点で7件の労働災害が発生しました。発生拠点では、ただちに原因追及や対策を行い、並行して当社グループ内での横展開を実行し、再発防止に努めています。

「労働災害撲滅協調月間」

毎年7月に全国で展開される全国安全週間に合わせ、当社グループでは独自の活動として、「労働災害ゼロ月間」を展開しています。この活動は、過去の災害を振り返り、対策の徹底と継続性の確認を行うほか、職場内の潜在リスクを事前に摘み取るための取り組みを行っています。

「地震・火災ほか緊急事態を想定した防災対策」

大規模地震による建物倒壊や火災の発生など想定されるリスクに対応した総合避難訓練を毎年全ての拠点・オフィスで実施しています。
2021年については、新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、全体訓練では3密に注意を払い避難経路の確認や大規模災害発生時の対応VTRを視聴するなど工夫を凝らした活動を行いました。
また、緊急事態に備えて拠点に配置された各種防消火設備の取り扱いや、AEDを活用した救命講習なども実施しました。

普通救命講習 初期消火訓練

「新型コロナウィルス感染予防対策」

2020年からウィルス流行が拡大を続け対応してきましたが、現在も政府の発令する「緊急事態宣言」、「まん延防止等重点措置」に同調し、従業員の日々の健康観察徹底、在宅勤務の推奨や普段の生活における3密回避の行動を呼び掛けるなど対策を徹底しています。
また、鳥取工場・茂原工場の2会場でご家族を含めたワクチン職域接種を実施したほか、取引先の実施する職域接種に参加させていただくなどワクチン接種を積極的推進しました。

新型コロナワクチン職域接種 新型コロナワクチン職域接種

<JDIの健康宣言と健康経営>

JDI健康宣言

ジャパンディスプレイグループは、「今までにない発想と、限りない技術の追求をもって、人々が躍動する世界を創造し続ける」企業として、全ての事業活動において、「健康はすべての基盤」と位置づけ、社員の自立的な健康づくりを積極的に支援し、心身の健康づくりと、活力ある働きやすい職場環境の改善に取り組み、安心で快適な社会の実現に貢献していきます。

2021年1月1日
株式会社 ジャパンディスプレイ
代表執行役会長 CEO 兼 取締役
スコット キャロン

Improveとは
知識の習得などにより自分をみがく上達するという意味で、自らの価値(能力)を高めることをイメージしています。
JDIで働く社員全員が自身を高め、充実した人生をおくれるよう、将来にわたって健康リスクの低減を目指すための3つの項目を設定しました。
JDIの健康経営
JDIは、社員ひとり一人が、いきいきと働くことを目標に、社員の自立的な健康づくりを支援し、職場環境の改善に取り組むよう努めることを目的としています。

<健康経営の体制>

全ての事業活動において、「健康はすべての基盤」と位置づけ、サスティナビリティ重要課題として社員の自立的な健康づくりを積極的に支援するための体制です。

<戦略マップ>

「健康経営で解決したい経営課題」と「具体的な取り組み(健康投資と期待する効果)」のつながりを視覚的にわかりやすくするために戦略MAPを策定し、運用しています。

<健康経営 令和3年度調査結果>

①健康経営度評価結果
■総合順位 : 801~850位/ 2869 社中
■総合評価 : 56.612.1ポイント上昇 前回偏差値 44.5)

②評価の変遷(直近5回の評価結果)

令和
3年度
令和
2年度
令和
1年度
平成
30
年度
平成
29
年度
総合順位 801~
850位
1801~
1850位
1201~
1250位
751~
800位
351~
400位
総合評価 56.6
(↑12.1)
44.5
(↓6.2)
50.7
(2.2)
52.9
(2.3)
55.2
【参考】
回答企業数
2869社 2523社 2328社 1800社 1239社

■評価方法

側面
(フレームワーク)
ウエイト
①経営理念・方針 3
②組織体制 2
③制度・施策実行 2
④評価・改善 3

※「⑤法令遵守・リスクマネジメント」は、定量値(得点)評価ではなく適否の判定

調査の各設問を、「経営理念・方針」「組織体制」「制度・施策実行」「評価・改善」の4側面(フレームワーク)に分類し、各側面における得点の合計を偏差値化して、これを側面毎の評価値としています。
その後、側面毎の評価値にウェイト(重要度に応じた重み付け)を掛け合わせたものを合算し、総合評価としています。

<健診データまとめ_適性体重・運動習慣・睡眠習慣(メンタルヘルス)>

◆ポピュレーションアプローチ
2021年度 健康リテラシー実施内容
栄養 適切な食事量
(簡単手ばかり:野菜・お菓子・果物など )
運動 階段使用
大股あるき(一歩幅チェック)
メンタル
ヘルス
睡眠:早寝早起きの害
単位(%) 男:JDI
(全国2019年度*)
女:JDI
(全国2019年度*)
適性体重 62.8(63.1) 63.1(66.2)
運動習慣 25.1(33.4) 17.0(25.1)
睡眠習慣 71.1(78.6) 62.2(78.0)
基準:適正体重*BMI18.5~25未満
運動習慣*1週間に2回。1回あたり30分以上
睡眠週間*睡眠により十分な休養がとれている
状況についての説明:矢印の向きで増減(赤色:悪化 青色:良化)を表しています。
■3つのすべての項目が、改善し昨年度の活動の成果がみられました。
ただし全国平均と比較すると上記の表のとおり、運動習慣、睡眠習慣においてはさらに良化を目指せる余地もあるため、今後も実践行動につながるような具体策の提案を続けていきます。

(全国2019年*):令和元年 国民健康・栄養調査よりデータ引用

<健診データまとめ_ 飲酒習慣・喫煙習慣>

◆ポピュレーションアプローチ
2021年度 健康リテラシー実施内容
栄養 AUDIT:適量・習慣飲酒 脳への影響
健康調査結果まとめ
その他 禁煙支援キャンペーン
健保のがん検診支援施策について
副流煙の害(におい)
単位(%) 男:JDI
(全国2019年度*)
女:JDI
(全国2019年度*)
飲酒体重 14.1
(14.9)
4.3
(9.1)
喫煙習慣 29.2
(27.1)
6.4
(7.6)
基準:喫煙習慣*喫煙率
飲酒習慣*1週間に2回。1回あたり30分以上
睡眠週間*頻度が時々または毎日
かつ飲酒日1日当たりの飲酒量が清酒換算で2合以上
状況についての説明:矢印の向きで増減(赤色:悪化 青色:良化)を表しています。

■飲酒習慣の倍増
全国平均と比較すると突出したデータではないもののJDIの昨年と比較すると7%以上増加。コロナ禍による不安・ストレスやテレワークによる在宅時間の増加、自宅での飲酒機会が増えたことも要因と推測されるため、今後は、情報提供にとどまらず、ハイリスクアプローチに力を入れた対策を実施していきます。
■喫煙習慣(喫煙率)
ハイリスクアプローチとして禁煙希望者175人へ個別に対応した結果、0.6%改善しました。禁煙支援とともに受動喫煙対策を重視した施策を実施していきます。

(全国2019年*):令和元年 国民健康・栄養調査よりデータ引用

<健診データまとめ_高血圧・糖尿病ハイリスク>

状況についての説明:矢印の向きで増減(赤色:悪化 青色:良化)を表しています。

■高血圧・糖尿病リスクについて
特定保健指導の内製化と精密検査の受診勧奨を丁寧に実施したことにより、ハイリスク者の割合が減少し、病状のコントロール率も改善することができました。今後も個別背景を重視しながらアプローチを継続していきます。
年度 2021 2022
定期健康診断 受診率 100 100
精密検査 受診率 42.8 92.7up
2021年度 特定保健指導* 対象者 終了実績
健保全体 841 410 48.8%
JD健保委託会社 704 297 42.2%
JDI(内製) 137 113 82.5%

*2020年度健診データをもとに2021年度実施:JD健保へは2020年度として報告

<ストレスチェックまとめ>

2021年度 2022年度 状況
ストレスチェック受検率 % 96.1 99.1 3.0up
高ストレス者率 % 7.0 7.6 0.6up
ワークエンゲージメント 偏差値 48.9 49.3 0.4up
プレゼンティーイズム(東大1項目版) 平均点 88点 86.7点 1.3down
◆ポピュレーションアプローチ
2021年度 健康リテラシー実施内容
受講率
受検率
メンタルヘルス

セルフケア:メンタルタフネス度を
高めよう!(飲酒調査含む)

97.3%
管理監督者研修:感情のコントロール(EQ) 81.8%
ストレスチェック 96.1%
ストレスチェック集団分析フィードバック(全社・拠点単位) 100%

状況についての説明:矢印の向きで増減(赤色:悪化 青色:良化)を表しています。

■高ストレス者率の微増は、コロナ禍などの環境変化が影響を及ぼした結果と考えられます。
■ワークエンゲージメントは、改善傾向にあり、プレゼンティーイズムは対象(研究班)のデータに比べると、良い傾向にあります。

 心身の健康は、プレゼンティーイズムの改善や生産性の向上に直結していることから、今後も「社員の自立的な健康づくり」の支援に力を入れ健康リスクの低減を目指します。



労働安全衛生・健康増進活動 2020

労働安全衛生・健康増進活動 2018

労働安全衛生・健康増進活動 2017

労働安全衛生・健康増進活動 2016

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