ニュースリリース:旧日立ディスプレイズ

2007年11月14日

車載向けの対角9cm(3.5型)液晶モジュールを開発

株式会社日立ディスプレイズ(取締役社長:井本義之/以下、日立ディスプレイズ)は、このたび、自動車のインストルメントパネル向けに、高コントラスト化によって視認性を高めた、対角9cm(3.5型)のTFT液晶モジュールを開発し、サンプル出荷を開始しました。

近年、自動車のインストルメントパネルには、速度計とトルクメーターとともに、右折・左折などの運転ガイドや、ガソリン補給・半ドアの警告をはじめとする補助表示が多数必要となっており、表示機器として液晶が注目されています。自動車用液晶には、高い信頼性に加え、戸外の明るい環境下及び夜間における視認性や低温時の動作性といったHMI(Human Machine Interface)機能の向上、低消費電力化、水銀レスをはじめとする環境対策などが求められています。

本開発品は、これらのニーズに対して、新たに開発した車載用液晶材料の適用と液晶駆動電圧の最適化によって、800:1の高コントラストを実現し、高い視認性を確保するとともに、高透過率TFT画素構造の適用により、従来比-15%*の低消費電力化を図りました。また、バックライトにLEDを採用し、水銀レス化を実現しました。

日立ディスプレイズでは、車載向けを新たな注力分野の一つとして位置づけており、2006年には9.2型の車載向け横長IPS液晶、2007年には12.3型のインストルメントパネル向け横長液晶を開発し、顧客から高い評価を受けています。車載向け液晶のラインアップに、今回開発した補助表示向け3.5型液晶を加えることで、顧客の多様なニーズに対応し、事業の拡大を図ります。

本開発品の特長

1. 高い視認性
新たに開発した車載用液晶材料の適用と液晶駆動電圧の最適化により、コントラスト比を800:1として視認性を向上し、戸外の明るい環境下での見やすさを向上しました。

2. 低消費電力
高透過率TFT画素構造の適用により、従来比-15%*の低消費電力化を実現しました。

3. 低温応答速度の向上
新たに開発した液晶材の適用により、特にメーター用で重要となる低温応答速度を従来比で30%改善*しました。

4. 動作温度範囲の拡大
放熱構造の改良と各種部材の温度特性改善により、動作温度範囲を従来製品の-30~75℃から-40~95℃に向上*しました。

* 当社コンシューマ用途向け従来製品との比較。

本開発品のおもな仕様

項目 仕様
表示サイズ 9cm(3.5型) 、74.0mm(水平)×53.3mm(垂直)
表示画素数 320×RGB(水平)×240(垂直)
輝度 300cd/m2
表示色数 26万色
色再現性 60%(対 NTSC比)
コントラスト比 800:1
コントラスト比 -40℃~+95℃

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