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東京大学社会連携講座「革新的フレキシブルイメージャー社会連携講座」の開設
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株式会社ジャパンディスプレイ(代表執行役会長 CEO 兼 取締役 スコット キャロン、以下当社)と国立大学法人東京大学(総長 藤井 輝夫、以下 東京大学)は、社会連携講座等設置に関する契約を締結し、2022年2月1日付で東京大学工学系研究科に「革新的フレキシブルイメージャー社会連携講座」*を開設、3年間の共同研究を開始します。
高齢化やコロナ禍における在宅医療や遠隔医療のニーズの高まりと、スマートウォッチ等ウエアラブルデバイスの普及の中で、日常生活でもストレスなく使用でき、被検者を特定しつつ、常時バイタルサインを取得することができるフレキシブルセンサに対する期待が大きくなっています。当社は2017年より、フレキシブルエレクトロニクス分野の研究を行っている東京大学大学院工学系研究科染谷研究室と共同で、個人特有の指紋や静脈といった生体情報と、バイタルサインの一つである脈波を同時に計測できるシート型イメージセンサ(フレキシブルイメージャー)を開発してきました。
本社会連携講座では、開発したフレキシブルイメージャーによる生体センシング技術の研究を中心に、新たな社会実装モデルの構築と社会課題解決の実践的教育を通じた若手人財の育成に取り組みます。さらに、フレキシブルイメージャーによる生体センシング技術を社会に普及させることにより、セルフケア・見守り、オンライン診療、健康増進型保険といった社会制度の変革の加速と、高齢化対策や感染症対策、安全安心な健康社会づくりに貢献することをめざします。
* 2022年4月にシンポジュームの開催を予定しております。