ニュースリリース:旧東芝モバイルディスプレイ

2010年5月18日

3D眼鏡用OCB液晶パネルの開発
- 鮮明な3D映像を再生 -

3D眼鏡用OCB液晶パネルの開発
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東芝モバイルディスプレイ株式会社(社長:大井田義夫)は、3D映像のテレビ視聴、映画鑑賞、ゲーム機に適した3D眼鏡用OCB(Optically Compensated Bend)液晶パネルを開発しました。

近年、よりリアルな映像を望む声が高まり、映画、テレビ放送、携帯機器、ゲーム機などの様々な分野において3D化の動きがでており、立体表示市場は急成長が見込まれています。
立体表示は、左右の眼それぞれに異なった映像を見せることで立体感を表現しております。そして、左右の映像を分離する方法として眼鏡を使用する方式と裸眼方式の2種類があり、映画、テレビ等では眼鏡方式が主に使われています。また、眼鏡方式にも分離手段として偏光フィルター方式、時間分割方式等の方法があり、本開発品は時間分割方式に用いるものです。

眼鏡を使う時間分割方式は、画面に右目用、左目用の映像を交互に表示し、それと同期した専用眼鏡がシャッターとして働きます。つまり液晶が持つシャッター機能を利用し、右目用の映像の時は、右目のシャッターが開き左目のシャッターが閉じ、また左目用の映像の時は逆の動作をします。この動作を高速で繰り返すことにより、右目用と左目用の2つの映像を人間の脳が合成して、立体感のある映像として認識されます。

一方、右目用の映像が左目に、又は逆に左目用の映像が右目に入ることにより、像が二重に見える現象は3Dクロストークと呼ばれ、映像の品位を低下させ眼の疲労の原因になります。
今回、当社は眼鏡用液晶パネルにかねてより注力してきたOCB技術を用いることで高いコントラストを維持しつつ、高速応答性と広視野角性能の両立を実現しました。これにより高速に開閉するシャッター性能が得られ3Dクロストークを大幅に低減しました。
また、広視角性能により映画館や家庭のリビングなど広い範囲で鮮明な3D映像を視聴することが可能となりました。
本開発品により、テレビ、映画、ゲーム等で長時間の間疲れることなく臨場感あふれる高品位な3D映像をお楽しみいただけます。

本開発品は、5月25日から27日まで、米国シアトルで開催されるSID 2010 International Symposium, Seminar and Exhibition の東芝ブースにて展示を予定しています。

項目 開発品の仕様
眼鏡方式 アクティブシャッター方式
応答速度 0.1ms(開→閉),1.8ms(閉→開)
コントラスト比 5000:1(正面),1000:1(視角30°)
3Dクロストーク率 0.1%以下(視角30°)
透過率 33%

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